07/02/2026
カーリース=整備難民を増加させる?
ここ数年マイカーリースのCMが多く、これをご覧の方の中にもリースを利用されている方もいらっしゃるかもしれません。
このカーリースですが大きく分けて2つのパターンがあります。
車両代や税金がリース料金に含まれているものと、車両代・税金・点検代(車検を含)が含まれているものとに分かれます。
個人によるマイカーリースの多くのパターンが前者で点検・整備代は自腹というものです。
しかし、カーリース全体でいうと後者のパターンの方が多いのです。
問題なのは後者のパターンの点検・整備費用です。
これかな~~~りの低料金です。
以前は当社にもリース会社から整備契約結んでくれないかと営業電話がかかってきましたが、レバーレートを聞いて片っ端からお断りしていたら最近はなくなりました(笑)
ちなみにリース会社のレバーレートが分かる記事がありました。
https://www.netdenjd.com/archives/72105
レバーレートとは我々整備工場が、作業するにつき1時間あたりいくらもらうかの金額です。
レバーレートは会社を経営していくうえでの基本となるものですので、会社の規模によって違いますので各々が独自の金額を設定しています。
国産車ディーラーですと最近は1時間あたり15000円程度でしょう。
外車ディーラーは20000円を超えてくると思います。
ディーラーより規模が小さくなるとおのずと会社維持費が安くなるのでレバーレートも安くなります。
現在普通の整備工場ですと8000~12000円前後が多いと思います。
そんな中、リース会社が指定してくるレバーレートは4000~6000円!!
安!!!!!!
私がよく保険修理の交渉で安くてもめる損害保険会社のレバーレート(指数対応単価)ですら7000~8000円。(これも安くて各会社と協定でもめます)
こんな仕事を引き受けている会社(社長の頭が)も悪いですが、カーリースの実態分かっていただけましたか?
カーリースって月々の支払いが一定に設定されていてお得にみえますが、総支払額でみたら普通に買った方が断然お得です。
だからカーリースってすごく儲かります。
ガソリンスタンドをはじめ最近は中古車販売などもリースに力をいれてます。
当社も「月々1万円で新車が乗れる!」というのを大々的に始めれば、私もつなぎを脱いでスーツで仕事するようになるでしょう。
しかし、リースの整備費は異常なまでの低料金に抑えられ整備会社の重しとなっています。
ただでさえ整備士が不足していて給料を上げても人が集まらないので、リース会社の仕事をすればするほど廃業への路を歩んでいることになります。
最近ではリース会社との整備契約を辞める工場も増えつつあり、このままだとカーリースという事業の将来性にも疑問符がつきます。
皆さんはそれでもカーリースを選択しますか?
今回の調査では、整備事業者にとって不利とみられるリース会社(自動車メーカー系を除く)との取引の状況が浮き彫りになった。その理由として日整連では、売り上げに占めるリース車両の割合が低いことから、目をつ...