10/05/2022
初めてのワーゲン屋さんへ行く場合、手始めにオイル交換を依頼して様子を見ようと思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、当店の場合はその場ですんなり終わらない場合が多々あります。
初入庫の車は、画像の様にオイルドレンプレートを固定しているナットと一緒に、クランクケースに植えてあるスタッドボルトが抜けてしまう事がとても多いからです。
この車は何と6本中の4本も抜けてしまいました。
経験上、初入庫の車の3台に1台位はスタッドボルトが抜けてしまいます。
本来スタッドボルトはクランクケースのきつい雌ネジに固着させてあり抜けない物ですが、過去の荒い施工でナットとスタッドボルトのネジが傷んで噛り付いて固着し、一緒に回り出して抜けてしまうのです。
そして、オーナーさんは自分の車がこんな状態である事はご存じない事が殆ど。
当店に辿り着くまでは抜けたスタッドボルトをそのまま締め込んでオイル交換完了としていた事になりますが、それは止めた方が良いので直ぐに修理する事をお勧めしています。
クランクケースはアルミよりも弱いマグネシウム合金製なので、何度もスタッドボルトを抜き差ししていると雌ネジが傷んで舐めてしまい、組立て不能になるからです。
雌ネジは何度でも直せる訳ではないので、傷み具合に合わせた最小限の手法を選んで修復してから組み立て、それからオイルを入れて漸くオイル交換完了となります。
これをお待ち頂いていている間に行うのは無理があるので、ドレンプレート脱着(ストレーナー清掃)をご希望の場合は、そのままお預かりになる恐れも有る事をご納得頂いた上で手を付けます。
当店で初めてのオイル交換で、すんなり施工が済み直ぐ帰れたらラッキーなのです。(笑