06/08/2026
356ミッションをフルオーバーホールしました。
356のミッションは、基本的な構造は901型ミッションと同じポルシェシンクロ式の4速ミッションです。
大きな違いは、左右にドライブシャフトが付いているため、ピニオンギヤー調整やバックラッシュ調整を行う際には、デファレンシャルを分解する必要があることです。また、ピニオンギヤやドライブシャフトアクスルチューブの調整はシムではなく、ガスケットの厚みで行います。
さらに、ニードルベアリングは一般的な一体式ではなく、ニードルケージと約50本のローラーで構成されているのも356ミッションの特徴です。
今回はフルオーバーホールのご依頼でしたので、
・シフトスリーブ
・シンクロハブ
・シンクロリング
・ニードルベアリング
・ローラーベアリング
・デフサイドベアリング
を交換。
ドライブシャフトアクスルチューブも分解・オーバーホールを実施しました。
構造はシンプルなミッションですが、実際の作業は915ミッションのオーバーホール以上に手間が掛かります。各部の測定や調整を丁寧に行い、確実に組み上げることが重要なミッションだと思います。