世界的に有名な自動車の町「豊田市」ですが、面積の7割が山間部です。また、愛知県総竹林面積の1/2以上は豊田市にあります。
竹冠(たけかんむり)の付く漢字。いくつ知っていますか?
笊(ざる)、籠(かご)、箒(ほうき)、笛(ふえ)、笠(かさ)、櫛(くし)、簑(みの)、箱(はこ)……
私たちの身の回りにある道具の名前には、「竹」のつく漢字がたくさんあります。
竹馬、竹とんぼ、水鉄砲、かっぽん。昔のおもちゃ箱の中にも、竹はたくさん。
竹ザル、リンゴかご、お箸、うちわと扇子、洗濯竿。おばあちゃんのお家の中にも、竹はたくさん。
昔から竹は日本人の生活の身近な材料として使われてきました。
しかし最近では、輸入品やプラスティックなどの他の素材に代わり、日本の竹製品は急激に減っています。
そして、使われなくなった竹は日本中にたくさん余っています。余り過ぎて、問題になり始めています。
このまま放
っておけば、使い道のない竹林の面積はどんどん増えて、山もどんどん荒れていきます。
山の状態は、都会に住む人の水や食料、空気、そして安全にも大きく関係しています。
山が大変なことになると、皆が大変なことになります。
それを知っている、日本各地の山間部に住む人たちは、増え過ぎた竹林を健康な状態に戻そうとしています。
竹林を伐採するのは大変な重労働です。だけど、彼らは誰かに「やって」と言われているわけではなく、ボランティアで竹林の管理を続けています。それでも、竹が増えます。
ボランティア活動によって本来の綺麗な姿に戻った有間の竹林の中、子どもたちの笑い声が響きます。
そういえば「笑」も、竹冠ですね。
ボランティアで伐採された竹の多くは、処分されます。
しかし最近、技術が進化し、竹の新しい使い道が少しずつ発見されています。
全国に余る竹を使って、新しい製品を開発し、ビジネスとし、竹が再び私たちの身近な存在になるようにしたい。
放置された「竹やぶ」を綺麗な竹林に戻したい。
私たちはそう願って、活動をしています。
竹は木に見えますが、実は草の仲間です。
大昔から日本人に愛されてきた、竹。
大きくて成長の早い、草の王さまとも言える、竹。
竹の素晴らしさを思い出して、その王さまに新しい「かんむり」を一緒にかぶせてみませんか?