29/05/2026
【小室旭コラム】
RC390の限界を高める!ハイグリップタイヤ3択と「ミドルクラス専用」セットアップ術のすべて
皆さんこんにちは、小室旭です!🏁
日頃から筑波サーキットや走行会などで多くのライダーと接していますが、私がプライベートでも愛してやまない相棒が「KTM RC390」。
ノーマルのWP製サスペンションの懐がとにかく深く、特別な大改造をしなくても、タイヤを「本気のレーシングタイヤ」に換えるだけで、一級品のレーサーへと変貌するポテンシャルを持っています。
今回は、さらにタイムを削りたい、あるいはレースを見据えるライダーに向けて、私がテストや実戦で培った「レーシングタイヤの選び方とセッティングの黄金律」をお届けします!
🏍️ 1. 究極の3択!「硬さと必要な荷重」で選ぶタイヤ特性
最高峰のグリップを誇る3本ですが、キャラクターは驚くほど違います。ご自身のスタイルに合わせて選んでみてください。
🔹 ピレリ:ディアブロ スーパーコルサ SC(V4)
【特性】柔らかく、乗り方を選ばない万能の王道
タイヤ全体がしなやかに潰れて路面に密着します。強烈な荷重をかけられなくてもバイク自重だけで勝手に潰れてグイグイ曲がるため、セッティングに迷いたくない方に最適です。
🔹 ブリヂストン:RACING R11
【特性】カチッとした硬さ、ブレーキング時の抜群の安定感
スーパーコルサよりケース剛性が高くカチッとしています。その代わり、コーナー進入で強いブレーキを残して「フロントに荷重をかけた時」の踏ん張り感と安定感はピカイチです。
🔹 ダンロップ:KR410
【特性】最も硬く、ライダーの「積極的な荷重」を要求するスパルタン
小排気量レーサー専用の超高剛性タイヤ。さらっと走るだけでは目覚めませんが、ステップワークや体重移動で「自ら積極的に荷重をかける」ことで猛烈なグリップを発揮します。圧倒的にライフが長いのも強みです。
📈 2. ミドルクラスの鉄則!「パワーを食われない」空気圧管理
これらレーシングタイヤを履く際、私は「ランホット(走行直後の温間)で前後200kPa(2.0kgf/cm²)」を目安にしています。
ビッグバイクのようにリアの圧を落としすぎると、RC390のパワーではタイヤにパワーを食われて(転がり抵抗が大きくなって)失速の原因になります。
「路面ギャップで跳ねない限界を狙って、空気圧を高めにキープし、転がりを軽くする」。これがミドルクラスでストレートもコーナリングも速く走るための鉄則です!
🔧 3. ノーマルサスを使い切る!実戦サスセッティング
RC390のノーマルサスの調整範囲は限られていますが、ポイントを絞れば激変します。
▶️ フロント(圧側・伸側減衰)
強力なタイヤのグリップに負けてガツンとフロントが入りすぎないよう、「圧・伸ともに標準から2クリック締める」のがベスト。フォークの急な伸びを抑え、旋回中もフロントに荷重を残すことができます。
▶️ リア(プリロード・伸側減衰)
立ち上がりでリアが沈み込んでフロントが浮く(外に孕む)のを防ぐため、「イニシャルは最強、またはそこから1段手前」へ。車体姿勢を高く(お尻を高く)保ちます。
ただし、バネの反発でポンッと跳ねないよう、「伸び側減衰も最強からマイナス1」までしっかり締め込んでしっとり動かすのがセットの肝です!
💡 最後に
「空気圧前後200kPa(ランホット)」と「サスの姿勢補正」。この組み合わせで、RC390本来のレーシングポテンシャルが100%目を覚まします。社外サスを入れる前に、ぜひ手元のクリックをカチカチ回してこの激変を体感してください!
転倒にはくれぐれも気をつけて、サーキット走行を思いっきり楽しみましょう!
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