04/06/2026
ノッキングとは、がとても丁寧に説明されています。
SHIFTはマニュアル車が中心なので低い車速や上り坂で高いギヤ(5や6速に近いギヤ)でアクセルを踏み込むとノッキングが発生しますが、それをセンサーで感知して点火時期を遅らせることによりノッキングのカリカリ音を、回避します。
ただしこれはとても危険な状態で
シリンダー内で燃えきらなかった火炎が
燃えながら高い温度で触媒へ届いてしまい触媒のセラミックを溶かしてしまいます。
これが、ああそんなもんね、では終わらず、大抵はチェックランプが点灯し
慌てることに。
内容は超高排気温度で触媒がダメージうけたからもうダメよ、と。
オートマなら自動で低いギヤに変速され
こんなことにはなりません。
過去なんどもこの状態でチェックランプがついた、と納車直後に相談をうけましたが、診断機をつなげば状況はわかりますし、点灯したシチュエーションはこうじゃない?と尋ねるとそうだ、と。
マニュアル車の販売は、実はとても難しいです。
マッハを超える燃焼って⁉️
「プレイグニッションによる燃焼とプラグの燃焼がぶつかって音速の衝撃波が発生するのをノッキングと考えていますが、それだとツインプラグの真ん中で衝撃波が常に起きそうだ」と良い質問を頂いたので答えてみますね。
エンジン内部で起こるスパークプラグでの通常燃焼とノッキング(異常燃焼)は、ガソリンが燃える「スピード」と「メカニズム」に決定的な違いがあります。
なので、スパークプラグでの通常燃焼であれば、ぶつかっても大きな衝撃波は発生しないと思います。
まずは、スパークプラグでの燃焼とは
1. 通常燃焼とは?(正常なプロセス)
通常燃焼は、スパークプラグでコントロールされた「おだやかな火炎の伝播(伝わり)」です。
・プロセスの流れ
①ピストンが上昇し、混合気(ガソリンと空気)が圧縮される。
②最適なタイミングでスパークプラグ(点火プラグ)が点火する。
③プラグを中心に小さな火の玉(火核)ができ、それが同心円状にジワジワと周囲へ燃え広がっていく(火炎伝播)。
④燃焼ガスが膨張し、ピストンを力強く、スムーズに押し下げる。
⑤燃焼速度
およそ 時速 100〜200 km 程度。
ピストンが下がりながら圧力を受け止めるため、エンジンに無理な負担がかかりません。
2. ノッキングとは?(異常燃焼)
ノッキングは、プラグの火が届く前に、別の場所で混合気が「勝手に爆発する現象(自己着火)」です。
・プロセスの流れ
①プラグが点火し、火炎が広がり始める(ここまでは正常)。
②火炎に押されて、まだ燃えていない奥の方の混合気(エンドガス)が、さらに激しく圧縮され、温度が急上昇する。
③その未燃焼ガスが、限界温度を超えてプラグの火が届く前に自ら発火・爆発してしまう。
④この爆発によって強烈な衝撃波(圧力波)が発生し、燃焼室内を激しく往復する。
⑤燃焼速度
およそ 時速 4,000〜8,000 km(音速を超える衝撃波)。
☆この衝撃波がシリンダー壁やピストンを叩くとき、金属的な「キンキン」「カリカリ」という音(ノック音)が響きます。
4. ではなぜノッキングは危険なのか?
通常燃焼の圧力は、ピストンが下がる動きにシンクロして綺麗に伝わります。
しかし、ノッキングによる衝撃波は、ピストンがまだ上がりきろうとしている(あるいは頂点にいる)瞬間に、逃げ場のない燃焼室内で発生します。
これにより、局所的な温度が数千度に達し、ピストンの頭頂部が熱で溶けたり(棚落ち)、コンロッド(金属の腕)が曲がったりする致命的なエンジンブローを引き起こす原因になります。
★ハイオクガソリンの役割
ガソリンの「オクタン価」が高い(ハイオク)ということは、「異常高温・高圧にさらされても、勝手に自己着火しにくい(ノッキングしにくい)」という特性を意味しています。
そのため、高圧縮・高ブーストのハイパフォーマンスエンジンにはハイオクガソリンが必須となります。
★ノッキングは、点火時期の進めすぎ(進角)、燃料の薄さ(リーン)、燃焼室へのカーボン堆積、冷却不足などによって発生しやすくなります。